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俳優おたくの掃き溜め

舞台や若手俳優のおたくが好き勝手書くところ

▫最前おまいつ問題▫

最近話題の最前にいつも常連がいることに対するアーティストの苦言に纏わるお話。




まずLIVEと舞台だと最前の価値が違うとか楽しみ方が根本的に違うという所は1度棚に上げていきます。




今回は「仮に若手俳優がこういうことを言ったら」という切り口で書いていこうと思います。



とりあえずちょこちょこTLを賑わすこの話題、私はこんな目で見てます。


「おたくが選べるほどいるって貴族ですねうらやましいですはい」

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若手俳優とか地下アイドルが最前おまいつにこんな事言ったら、俳優生命・アイドル生命に関わるって子がほとんどだと思います。それだけ課金勢の数は少なく、貴重です。課金勢って何故か厄介なおたくが多くて、本当は同じく「おまいつ最前空気読めよ……」と思ってても言えないだろうなぁって思います。いつも最前いてごめんね、推しさん。



さすがに後ろ行けよとかはおたく人生ではまだ言われたことないです。ですが仮にもし言われたら、または私に対してじゃなくても他のおたくにそういうことを推しが言ったとしたら、私はその時点でたぶん降ります。いや、確実に降りる。






そう確信するに至ったエピソードを1つ。


推し以外にちょっといいなぁって思う俳優がいたんです、昔。それはもう茶の間レベルじゃなく、実際現場に積極的に行ってて、その人の舞台と推しの舞台と被ってた時も、1日だけ推しを干してそっちの現場に行くくらいにはある程度推してた子でした。


ある公演終演後にその子としゃべる機会があったんです。彼は私の顔を見るなり驚いた顔で「え?今日何処で観てたの?」と聞いてきました。ちなみにその日は後列で観てたので、まぁ気付かないだろうなぁって思ってました。

私「○○列の下手側だよ」
彼「そうなんだ!ごめん気付かなった!」

ここまではまぁ良かった。別に探してくれなんて一言も言ってないけどって思ったけど。でもこの次に彼が発した言葉に耳を疑った。

彼「俺さぁ、7列目より後ろって見えないんだよねー!」


わかる!わかるよ!わかってる!見えないに決まってる!そしてこれが彼なりの優しさだってことは!わかる!悪びれる様子もないし!わかるよ!ほんと素直だね!?

でも私は最高に腑に落ちなかった。それは認識されなかったことではなくて。この人にとって見えない7列目以降の客を何だと思ってるのかと。



私はそもそも舞台を観るにあたり、何度も言うけど客席のことはじゃがいも畑だと思っててほしい人間なんです(ファンサ舞台を除く)。カテコで構われたらふぎゃー好きいいってなるけど(ちょろい)、芝居してる最中は出席確認とかしなくていいから芝居に集中しろ!?って思うタイプです、当たり前だけど。




客席は後列も前列もひっくるめて1つの空間です。運営がその座席の評価を値段等で区別する、私達が譲渡などで座席の優劣を区別するのはわかる。でも演じる側が、芝居をする側が最初から聞かれてもいないのに前列と後列区別するのはどうなのか?後列を「見えない」と切り捨てるのはどうなの???君達は客席の値段が後列も前列も値段が同じなら、同じくらいいいものを届けなきゃいけないんだよ???実際問題それが難しかったとしても、後列のお客様のことだって満足させる気持ちで挑まなきゃいけないよね???



結局このやり取りの後、急速に彼に対するモチベーションは落ちまして。手持ちのチケットは引き取り手の見つからないものだけは自分で行って、後は全部手放してしまいました。面会もしませんでした。たぶんもう話す機会もないと思います。

いつか2.5マジックが解けた時に。埋まらない8列目以降を見て、後列を埋める客の有り難みに気づけたらいいね。





話を戻していきます。


つまりおまいつ最前を煩わしく思うのはしょうがないと思ってます。でもそれを声に出して言う人って、後列のことをどう思ってるのかなって考えてしまいます。歌は、お芝居は、演者の目で見える範囲にしか届けられないもの?なんで後列のファンに、前列と同じくらい素晴らしいものを届ける!という気持ちを諦めてしまうの?



私は先のエピソードで彼のプロ意識(?)の無さにも辟易しましたが、彼に「俺に見えない後列なんて」と切り捨てられた気持ちになりました。むしろそっちの方が正直ショックが大きかったです。


後列にも客はいます。
前列の方が楽しいとか、ファンサ貰えるとか、強いオタクとかあるのもわかります。でもおまいつ最前に苦言を呈する人って、きっと後列を自ら軽視してるんだろうなって思ってしまいます。歌やお芝居は、自分の見えない後列にもちゃんと届けなきゃいけないのにね。




余談。

いじわるですが(?)最近推しに「今日どこにいたかわかった?」と聞いてみました。絶対に舞台上からわからない席に座った日、たまたま面会出来たのでなんとなく。普段絶対そんなこと聞かないんですけどね。

そしたら推しは「わからなかった」と答えました。ですよねー!そして更にいじわるな質問をぶつけてみました。



「普段舞台上から客席ってどの辺りまで見えてるの?」


推し
「ちゃんと全部見えてる。でも今日は満員だったので客席全体を見てたから……」


いや、全部見えるわけないんです。そこそこキャパのある劇場(と言っても中規模分類だけど)だったので、後列からだと客席からだってオペグラほしくなる感じだったし。視力もさほど良くないって知ってるし。

でも推しはちゃんと後列を「見えない」と切り捨てるのではなく、一つの空間として見てくれていました。全部見えるなんてきっと嘘なんだけど、ちゃんとその嘘で私に夢の魔法をかけてくれた。本当に素敵な人だなぁって思った瞬間でした。きっとこの質問の意図は気づいてないと思うけどね。


これからもきっと最前に私は座ることが多いと思います。どんなに大きな劇場でもなるべく頑張りたい。でもきっと難しくなる時だってあると思います。でも後列からもあなたを応援している人がいることを覚えててね。そして劇場の最後列まで、これまでと同じくあなたのお芝居をしっかり届けてね。



(結局ノロケで終わった)