俳優おたくの掃き溜め

舞台や若手俳優のおたくが好き勝手書くところ

▫️この道はいつか来た道、千里の道も一歩から▫️

最近ほとんどはてブロ見てなかったんですが、久々にふらっと読み歩いている時にこちらのブログが目に留まりました。


そして自分の今までをぼんやり懐古していました。




今の推しに出会ってからは、もうかれこれ数年経ちました。その前に推していた人も数年推していて所謂「古参」の部類になっており、そこから今の推しに清水の舞台から飛び降りる勢いで(重い)やって来ました。

【古参】から【新規】へ。
【慣れていたところ】から【見知らぬところ】へ。

本当に戸惑うことが多かったです。


まだ今の推しに辿り着いて間もない頃、推しが不意に過去の出演作に纏わるツイートをしました。それまでのツイートには毎日すぐリプを送っていた私の手は、そのツイートに対しては手を止めてしまいました。私、その頃の推しのこと、知らない。

リプ欄にはその作品を観ていたであろうファンの方の言葉が溢れて、懐かしいなんて盛り上がっていました。まるで蚊帳の外に追い出されてしまった気分でした。確かに今の推しに出会う前にも友達から出演作に誘われていたこともあって「なんであの時に断ってしまったんだろう」っていう後悔が襲いました。いくら今を頑張っても、時を遡ることは出来ない。


結局その時はリプをしなかったように記憶しています。



その後も時々だけど、推しが私の知らない頃の作品のことを言及することがありました。でも毎回それだけリプしないのもなんか良くないよなぁって思って、もう素直に言うことにしました。



「その頃をリアタイで観てみたかったです」



いくら映像で遡っても、リアタイには勝てない。毎日違って毎日にドラマがある、それが舞台です。それはもう不可抗力であって、どうしようもないことです。いくらこっちがうじうじしてもしょうがない。だからそういう悔しい気持ちを、ちゃんと自分で認めようと思いました。蚊帳の外にいることは同じなのかもしれないけど、それを受け入れようと思いました。



そうして幾つもの日を超えて今に至ります。


推しの出演作品の一覧を眺めながら、今は「あの時はこうだったよね」とか「この時は本当に大変だったなぁ」とか、ひとつひとつの現場に幾多の思い出を積み重ねてきました。

その積み重ねてきた思い出達は誰かを攻撃する武器ではなく、自分を構成する「誇り」だと思っています。






先のブログを読みながら新規の時に苦しんでいた自分を思い出しました。でもどうか先のブログの方に限らず、新しい推しに出会って同じようにモヤモヤした気持ちを抱える人も、その推しと今とこれからを大切にしてひとつひとつ積み上げていってほしいなぁって思います。千里の道も一歩から。

その一歩一歩を確実に重ねていったら、きっと振り返った時には素敵な思い出たちがそこにあると思います。






ここからは少し脱線して。




そして同時に一歩一歩積み重ねてきたことを【誇り】に思っているからこそ【歴盛り】が死ぬほど嫌いです。

デビュー付き*1であれば話は違いますが、だいたいの人が推しの歩いてきた歴史に、途中から入ってきたおたくが殆どではないでしょうか。

きっとそれぞれに先述のような新規特有のモヤモヤを抱えて、それでもそのモヤモヤに自分の中で上手く折り合いをつけてきたのではないでしょうか。


歴盛りはそれをズルして、モヤモヤに背を向けて否定しているのと同じです。



私もこの数年の間、決して楽しいことばかりじゃなかったです。推しが苦しんでいる時期があって、いろいろ奔走して自分の無力さを痛感したり。これは今の推しじゃないけど、いろいろ不可抗力のトラブルが続いて未完成のまま初日を迎えざるを得ず初日のカテコで土下座をした推しの姿とか。

自分が泣き虫野郎なので本当に泣くこともたくさんあって、これはいくら後から映像で追っても知ることは出来ない出来事です。あくまでおたくのエゴだけど、それらを推しと共に乗り越えてきたつもりです。




歴盛りはそれを知らない訳です。知らないで好き勝手言うわけです。それを知らない他のおたくは、その嘘を鵜呑みにしてしまうかもしれません。





あなたの姿なんてあの頃見たことないです。全通してるおたくは流石に顔わかるはずなのに、正直顔すらよく覚えてません。お願いだから私の積み上げてきた誇りを横取りするのはやめてください。




私は歴盛りをする人間は親でも殺すマンで、到底歴盛りする理由は理解出来ないのですが。もしそれが「新規あるあるのモヤモヤ」に飲まれて負けてしまっての行為であるならば、心が弱すぎると恥ずべきです。


歴盛りなんておたく相手ですら簡単にバレるし、絶対推しだって嘘だとわかると思いますよ。恥を重ねる前に是非ちゃんと自分の足で、ちゃんと自分と推しの歴史を積み重ねていってほしいものです。





私もまだまだ新規。
ここからまたたくさん、いろんな思い出を積み重ねていけたら幸せです。

*1:その人のデビュー作やデビュー前にファンになること