▫SMAPに思う、光と闇の話▫
SMAPの解散。
明け方たまたま明け方目を覚まして携帯の速報を見た時は、これは夢か?と思いました。今までも解散するかもというゴシップ記事?はたくさんありましたが、今回はどうやら本気のやつの様子。
ジュリーと飯島の派閥争いを、元ジュリー派Gファンとしてはどちらかといえばジュリー派として見ていました。もう何年も前から派閥争いは私達ジャニーズおたく(ジャニヲタとは恐れ多くて名乗れないほど自分カスヲタなんで…)からも目に見えるようなものでしたね。
しかしテレビの中やステージの上で笑顔を見せる彼等には、そのような闇を微塵も感じさせない光がありました。この報道が出てから振り返ってみて「そういえばあの時の発言は…」と思い当たることはあったとしても、報道が無ければあの闇に一体何人の人が気づいたのでしょうか。
でもきっとたぶん「芸能事務所」ってジャニーズ事務所同様、ブラックな所がほとんどなんじゃないかなぁって個人的には思っています。そしてそのブラックな事務所に所属する人達はその闇を隠して、押し殺して、私達に光を届けてくれているのではないでしょうか。
以前、某俳優が事務所を辞めて芸能界から引退するかもしれない…という話を聞かされました。それは噂のような不確実なものではなく、確かな人脈から聞いた話でした。
その理由の詳細は書けませんが、ざっくり言うと社長の横暴なやり方や主張が理由です。その話を聞いた時、私はどうすればいいのかわかりませんでした。彼を引き留めるべきなのか、それとも引退した方が彼の幸せならば見送ってあげるべきなのか…本当に苦しかったです。
でもその渦中の俳優は決して引退の瀬戸際に立っているとは誰も気づかないくらい、板の上で輝いていました。ファンの人たちも彼が今苦しんでいるとはもちろん気付かず、彼の一挙一動に笑っていました。私にはその光景をまるで夢を見ているような、奇妙な光景に見ていました。
言わなければ…むしろ私が言ったって、彼が今、突然ある日目の前から消えてしまうかもしれないなんて誰も信じてはくれないのでしょう。それくらい板の上にいる彼はほぼいつも通り、笑っていました。輝いていました。本当に、いつも通り。
それでその後結局引退は回避されました。しかし俳優続けていくという選択をした彼は、たくさんの大切なものを犠牲にしました。たくさん傷付き、苦しみ、迷ったあの日々。だけどそんな苦しい決断があったことはファンの誰も知らないまま、闇に葬られていきました。そりゃあ当たり前ですよね。彼自身が隠したのだから。
俳優やアイドルは今日も当たり前に笑って光を放って、私たちに夢や楽しさを与えてくれています。私たちはほとんどの場合、常に彼等の演技や歌やダンスなどの「光」を見ています。光しか見ていません。光がすべてです。
でもその「光」の裏に、どれだけの隠され葬り去られた「闇」があるのでしょうか。彼等が笑顔の裏で噛み殺した涙が、いったいどれだけあるのでしょうか。
SMAPのメンバーも日本の「光」でした。大きな大きな光。そんな大きな光から闇が見えたから、日本中が揺れました。大騒ぎになりました。
でもきっと割とスマに限らず、他のたくさんのアイドルや俳優のすぐ裏手には。光に隠された、私達には存在すら知りえもしない闇があるのかもしれませんね。
結局何が言いたいのかというと。
いつも当たり前のように現場に行けばそこにいるあなたの推し。でもそれは決して「当たり前」じゃないということです。
ある日突然その俳優が辞める!と決断したり、何かしらの事件が起きてしまったら。もう当たり前のようにいたはずの推しは、いなくなっちゃうんですよね。
だから推しが今日も頑張って仕事してくれることを、どうか幸せなことなんだって思っていてほしいです。
そして推しを見て「楽しかった」「幸せだった」「ありがとう」を、是非手紙やアンケートなどで言葉にして返してあげてください。グッズ買ってください。推しが闇を押し殺してでも「この仕事を続ける選択をして良かった」と少しでも思ってもらえるように。
推しが今日も元気でいてくれることに、感謝。