読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

俳優おたくの掃き溜め

舞台や若手俳優のおたくが好き勝手書くところ

▫無事に推しの舞台が終わった話▫

 

先日、推しの舞台が無事に千秋楽の幕を下ろしました。久々に千秋楽で大号泣した舞台でした。

 

泣けた要素は作品のストーリーとか、通ってた結果愛着湧きすぎたとか、推しの成長に感動したとか色々要素がありますが、私はそのたくさんの泣き要素の中でひとつたぶんちょっと他の人とズレてるかもしれない?と思うことが1つ。

 

 

それは

「無事に初日を迎え、無事に千秋楽が終わること」

 

 

 

 

思えばこの数ヶ月…いくつかの舞台作品で機材や音響のトラブル、出演者の病気などで公演が中止になってしまったという話を何度か耳にすることがありました。

 

私自身まだ自分の入った舞台が公演中止となった経験はありませんが、そうなってもおかしくなかった事案には数々遭遇してきました。それは公に知れ渡るような事案もあれば、きっとほとんどの人は知らなかっただろう事案まで様々です。

 

 

 

特に印象的なエピソードを2つ。

 

1つめは私の友達の推し舞台初日の話(無断掲載だから怒られるかも…駄目だったら連絡ください)。

初日に身内で超絶いい席で4連番したんです。シリーズ物の舞台で、前回も初日にみんなで立てなくなるほど泣きまくるような舞台で。その日も初日が始まり案の定泣いたんですが、隣の友達が突然凄まじい力で私の腕を掴んで凄まじく泣いてて。どうしたの?って聞いたら「◯◯(その子の推し)、怪我してる」と。

私は初日の劇中観ていて全然気付きませんでした。でもその子は推しの動きを見てすぐに気付いたんですよ。後日改めてその子の推しに注視しながら観劇したのですが、言われてみれば確かに!という感じ。正直言われなきゃ千秋楽まで気付かなかったと思います。

で、確か千秋楽後公に発表したのかな?なかなかの大怪我だったそうです。そしてやっぱり大多数の人がその大怪我に気付いていなかったようでした。正直時期が時期なら降板や中止もやむを得なかったような怪我でした。でもそんな大変なことになってただなんて、きっとほとんどの人は気付かず通り過ぎて「当たり前のように初日が始まり、千秋楽が終わった」んだろうなぁって思います。

 

キャストが実は怪我してました案件は他にもいろいろ経験あります。私自身予め知ってた・途中で気づいたような案件もありますが、言われるまで気づかなかったこともあるし、きっと言われることもなく気づかなかったトラブルもたくさんあったんだろうなぁって思います。

 

 

 

あともうひとつの印象的なエピソード。

 

主演の子が稽古期間終盤に倒れちゃったんですよ。元々稽古期間中からSNSの様子はちょっとおかしくて、友達と「なんか変だね」とか言ってた矢先のことでした。

そして代役として白羽の矢が立ったのが、私のその時の推し、本番1週間前の出来事でした。

ただその舞台、殺陣あるわ台詞量半端ないわ舞台でして。今のファンの方からしたらもしかしたら意外!って思われるかもしれませんが(いや今のことは知らないけど)、元推しは当時すごいスロースターターだったんです。本番始まってから急成長していくタイプの役者で。しかも運動苦手(ポテンシャルはあった)(だから最近はなんか良いらしい)、台詞は毎回噛む飛ばすという、決して器用な子ではありませんでした。

そんな子に突然尋常じゃない量のセリフも、特殊な道具を使った殺陣も、1週間で出来るはずもなく。選ばれた選択はあまりに残酷な、キャスト変更(出演者内で入れ替え)でした。当時の心境としては、いっそ中止にしてくれよと思いました。

突然主演を任せられ、そして主演を降ろされた私の(元)推し。キャスト変更からたった2日(だと思ってたら最近聞いたら実質1日だけだったらしい)の稽古で始まった本番。もちろん初日は正直ぐっだぐだでした。でもキャストのピリピリ肌で感じるほどの集中力と、やり遂げようとする熱意と。回を重ねる毎に形になっていく作品と。

 

中止になっても誰も責めなかったような出来事だったと思います。いろんな思いもあったと思います。それでも千秋楽まで走り抜けてくれたこと、本当に感謝しています。たぶん俳優おたくを続けてく限り、この出来事は一生の宝物であり、一生のトラウマです。

 

 

 

話を戻していきますね。

 

 

以前の記事でも少し触れましたが…初日の幕が無事に上がり、千秋楽の幕が無事に降りること。それって当たり前でなくてはいけないけど、実際問題当たり前のことではなく、実はすごいことなんですよね。

 

 

 

なんかこんな事書くと、今の推しが実は怪我を押して舞台やってたのか!?と勘違いを生みそうなので先にお伝えしておくと、推しは(知り得る限り)大怪我等は無く千秋楽まで走りきりましたよ!

 

でもいつ怪我しても、いつ声潰してもおかしくないような感じではありました。あんまり今の推しの仕事については「心配」とか「ヒヤヒヤする」なんてことはなく、全幅の信頼を寄せていて。なので今回もそんな心配とか、毛頭なかった…つもりでした。

でも千秋楽が無事に終わった瞬間に「ああ、よかった。無事に終わった。」と思った瞬間に、ただでさえ劇中の時点で泣いてたのが更に涙止まらなくなって死んだ()

 

私多分自分で気づかなかっただけで、相当心配だったんだと思います。相当ヒヤヒヤしてたんだと思います。怪我したらどうしようとか、声潰れたらどうしようとか。

そして無事に幕が降りた瞬間に、その極度の緊張から釈放された安心感で涙腺崩壊したんだと思います。もちろん他にも泣いた要素多々あるけどね!

 

 

 

 1つの公演を作り上げるのには、たくさんの時間と労力が必要で、そこが全て噛み合って初めて「無事に初日の幕が開き」「無事に千秋楽の幕を降ろす」ことが出来ます。ただ商売なので、噛み合わなくても幕は開くこともあります。もしかしたらたくさんのトラブルの上に、あなたの推しは涼しい顔を[装って]立っているのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 推しが今日も元気でいてくれることに、元気に俳優してくれることに感謝感謝。 

 

 

 

 

 

 ※だいぶ前に書いて完全に上げ忘れてましたごめんなさい。