俳優おたくの掃き溜め

舞台や若手俳優のおたくが好き勝手書くところ

▫花を贈る目的▫

今日は舞台で贈るお花について語っていこうと思います。よくロビーや入口に飾られている綺麗なお花達。しかし見た目は綺麗なお花も、その裏にはおたく同士の維持とプライドと秘めたる想いが込められているのです。綺麗なもんじゃありません。



まず女性の出演者などお花が好きだと公言している方へは、それは当然綺麗なお花を見る事で癒されてほしい、という願いが込められているのでしょう。いつか女性キャストにとびきり可愛いやつを贈ってみたい…。

ですがあんまり若手俳優、というか若い男の子で花の良さがわかる人はいないと思います。花より高いお貢ぎや食べ物の方がよっぽど嬉しいと思います。

なのにおたく達は何故あんなくそ高い花を出すのか。公演期間が終わればゴミと化すものにどうして○万円も賭けているか。おたく金ないのに。



もちろん理由なんて千差万別かと思いますが…。まずは「自己顕示欲の象徴」。応援する俳優へのアピールってやつですね。こんなに高い豪華なお花を出せるくらい好き♡とか。俳優によってはお花の写真をSNSに載せてくれる人もいますから、下手にダサい安っぽい花なんて出した日にはいいさらし者です。あと独占欲強めのおたくになると、一番大きい花を出す事で他のおたくを牽制する効果も期待できるかもしれません。



ただ私の見解は違います。私がお花を出す理由は「テニプリのバレンタイン」と同じです。あれも架空の人物にチョコを送るなんて馬鹿馬鹿しい!と思うかもしれません。単純に架空の人物に恋している故に送っている人もいるかもしれません。

でもあれ、ちょっとした人気投票なんですよ。つまり「許斐や公式に○○くんのファンはこんなチョコ大量に送れるくらい金を落とせる(使える)ことをアピールし、推しキャラの出番を増やす」ことが目的っていうのがあるんですね。当然金持ちのおたくがいるキャラグッズを出せば、その金持ちおたくがグッズを買わない訳がないのですから。(本当に公式に結果が反映されるかは知りませんけど…)


おたくが高い花を贈るのにも、実は同じ理由が込められているのです少なくとも私は。ロビーに飾られた花はもちろん舞台を見に来た関係者の視界に確実に入ってきます。むしろ劇場によっては役者は見に行けないこともありますが、招待などで来た関係者は90%花を視界に入れることになると思います。


○○くんのファンはこんなに大きく高そうな花が贈られている→○○くんのファンはお金持ち(っぽい)→次の舞台で起用したらチケットやグッズがたくさん売れるかも→オファーしよう!


って…なるかもしれないじゃないですか(笑)実際はどうだかわかりませんが、可能性は大いにあると思っています。いや、効果は絶対あります。舞台関係者が役者を起用する要素に、多かれ少なかれ集客力や商品価値は加味されるからです。


そう、お花を出す理由は「俳優の商品価値への付与」なのです。もちろん微々たるものかもしれませんが、推しに貢献できるチャンスなのです。



なので正直推しに「お花ありがとう」って言われたり、推しがその花を気に入ろうが気に入りまいがあんまり興味がありません。写真も撮らなくて結構。その花は今の君じゃなく、未来の君への投資なのだから。その理由も知らなくていいんだよ、えぐすぎるもんね。


純粋に推しに喜んでもらいたくて贈っている方々がもしこれを読んだならすみません。あなたはこれからも純粋な愛を貫いてくださいね。


自己顕示欲もあり、純粋な愛もあり、未来への投資でもあり。どうか舞台を彩る花達に秘められた思いを、決して無駄遣いと馬鹿にせず見守ってくれたらと思います。

▫同担拒否について▫


このブログでは名前を出してないのをいいことに、好き勝手「若手俳優」「俳優厨」について書いてくことにします。

一介のただのオタクの戯言ではありますが、少しでも読んだ人の心に引っかかることが出来たら嬉しいです。



記念すべき最初の記事は「同担拒否」について。
「同担拒否って理解出来ない!」
おうおう、理解してくれなくて結構!拒否って書いてるだろよく漢字を読めそれだけは理解しろ!と言いたいのです、私は。


まず「同担拒否するおたく=独占欲爆発の痛いおたく」と思われる事について。納得いかん。同担拒否にだってそれぞれ理由があるんです。決して独占欲の塊とか夢見るリア恋勢だけじゃないことをご理解いただきたいのです。もちろんリア恋勢というのも理由のひとつではありますが。


例えば推しが髪を切りましたと。私はそれを見て「え、全っ然似合わない」と感じました。きっと同担のお友達もそう思ってるだろうとTwitterを開いたら、TLは同担達の大絶賛の嵐。そんな中に「き、切る前の方が良かったな…私的には…」って言いにくくないですか?


「同じ対象」を好きなもの同士でも、決して「同じ観点」じゃないと思うんです。その人の顔が好きな人もいれば、演技が好きな人もいるのです。解釈の仕方も違います。知識の差もあるでしょう。熱量の違いもあります。



同じ対象を見てきているからこそ、それぞれがその対象に対して持つ「こだわり」があります。その譲れないこだわりが同担Aと同担Bで全く違うとしたら、その2人は仲良くなる必要があるんでしょうか?と言いたいのです。自分のこだわりは否定されたくないし、自分も相手のこだわりを否定するのは気が引けて、結局疲れてしまうんです。


たまに「同担拒否しません!(独占欲が強い人、同担拒否以外)」っていう人を見かけますが、それって結局同担拒否じゃね?って思います。自分とスタンスの違う同担は無理なんでしょ?こっちも自分とスタンスの違う同担が無理だから拒否してるんですよろしくお願いします。


その点、他担同士のお付き合いは気楽に思います。他担同士で繋がる時はほとんど「応援のスタンスが似てる」場合が多いんです。お金や時間の使い方、出待ちをするかしないか等。それに自担に対するこだわりも、他担に否定されても痛くも痒くもない。だって相手は自担のことを自分よりわかっていないのですから無理に合わせる必要もないんです。




この手のタイプの同担拒否の厄介な所は、同担の存在自体は全然OKなんですよ。増えろ増えろ推しを人気にするために!って思ってます。

なのでリア恋的同担拒否は「同担の存在拒否」なのに対して、このタイプは「同担と関わることを拒否」してるんですよ。だから同担を堂々と叩いたり拒否したりできないんです、同担増やしたいから。「怖いおたくがいるからあの俳優のファンやめる」なんてことになったら大変です。


なので現場で同担に声をかけられると本当に困ってしまいます。個人的には新規さんもあまり関わりたくないので余計に。ああ、透明人間になりたい…お願いだから私のことはほっといてください…。





加筆Φ三Φ(ˇωˇ  」∠)_

じゃあ全ての同担を拒否するかというと決してそういう訳ではありません。こんなこだわりの強いくそ頑固な私にも同担のお友達は何人かいます。仲良くしていただき本当にありがたいです。

何故仲良く出来るかというと、先述のとおり応援スタンスがかなり似ているという要因が全てだと思います。自分を偽ることなくお話しが出来るので、同担に感じるような苦痛もありません。逆に言えば他担で応援スタンスが違えば、もちろん相容れることは、まずないでしょう。まあ仲良くなる機会もきっとなかろうかとは思いますが。


つまりおたく同士が仲良くなることについて「同担か否か」というところより「同じ応援スタンスか否か」の方が重要な気がしてなりません。だけどそんな事をいちいちプロフィール欄に書くのも面倒だし、いざ仲良くなってから応援スタンスが違ってモヤモヤするのも嫌だから、全部まとめて「同担拒否」と名乗っているだけなんです。(私自身は名乗ってないですけど)



なので「同担拒否=リア恋独占欲の痛いおたく」が全てと決して思わないでいただけたらと思います。頑固なくせにメンタル弱め人間の、精一杯の自己防衛なのです。