俳優おたくの掃き溜め

舞台や若手俳優のおたくが好き勝手書くところ

▫️プロのお仕事 ~おせちとスタオベ~▫️

推しの現場が先日千秋楽を終えました。お疲れさまでした。




その現場、作品の内容自体については原作が良作なのもあって*1楽しめる内容でした。心を掴まれ突き動かされる感覚も久々に味わえたし。




千秋楽公演はスタンディングオベーションになりました。



が、私は立ちませんでした。目の前に推しがいたけど、ごめん。立てなかった。





この舞台も安定の全通してたんですが、途中チケット売り飛ばすか迷うレベルで許せないところがあったんですよね。それはあまりにもミスが多すぎるというところ。


まず主演がお世辞にもお芝居が上手いとは言えない方でした。でもそんなの元々役者さんではない方でしたし、自分も過去の推しが当時お芝居上手くはなかったから許容範囲なんですよ。経験積んで良くなればいいと思う。ただ、それを持ってしてもなんであんな噛むの?笑。滑舌の悪さは素質だとしても、回避するために言い回しを変えるとか、工夫の余地はあったと思うんです*2。クールな役どころでビジュアルはとても役にマッチしているだけに、なんでこの方をキャスティングしたんだろうなぁ他に適役はいたんじゃないかなぁと首をひねる毎日でした。いやその方自体は嫌いじゃない(可愛いは正義と思ってるオタク)、むしろ好きな部類の方なんですけどね。



そして主演が悪びれもなく(?)ミスりまくるからなのか、他のキャストもかなりぐだぐだという印象が否めなかったです。普通に噛むし普通に台詞飛ばして躓くし、出とちるし衣装間違えて出てくるし。それがナマモノである舞台だからある程度は仕方ないよねっていうのを超越する頻度で毎公演起こっていました。まじで稽古期間何してたの?って言ってしまうくらいには酷かったです。




話がつまらない…とかは好みの問題もあるし、お芝居の上手い下手も好みの問題とか経験値の問題もあるから致し方ないと思います。だけど、ミスが多くてそれを毎回繰り返すっていうのは冒涜だと思うんです。チケット代ってそんな安いものではないし、数時間を観劇に消費するって結構なことだと思うんですよ。時間とお金を対価に感動等を得たくて劇場に行って席に座るんです。相手はプロだと思ってるから金を出して、相手はプロだと思ってるからその分一定のクオリティは求めます。

だけどそんな毎度毎度ミスだらけのものを観せられると、まるで差し出したお金も時間も蔑ろにされてる気分になるんですよね。もう10年近く前の事件を引き合いに出しますが、グルーポンのおせち事件みたいな気分。グルーポンおせち事件の画像まとめ - NAVER まとめ





ただここまで散々書きましたが、その辺のグズグズが後半のある日を境に劇的に改善されたんです。それはもうまず主演の方が噛む頻度が劇的に減ったのは勿論、素人だから抽象的な言い方になってしまって申し訳ないけど、感情の乗せ方がすごく良くなっていました。やり方を変えたお芝居も最初は上手く出来なかったけど、回を重ねる毎に板についてきてて、自然な感じになってて。先述の通りビジュアルはベストオブベストだったので、本当に覚醒した以降はえーー好き!ってなってました(ちょろい)。

そして他のキャストもミスが減って(ほぼ無くなり)、どんどんアドリブ要素を押し込んでくるとか、こちらもまた随所に改善や工夫を見るようになりました。


なのでそのある日を境に劇的に改善されてからは楽しく観ることが出来ました。元々推しのお芝居が好きだったのでチケット代返せとは思ってなかったけど、やっと期待通りのおせちが届いた気分(?)





だけどスタオベは出来ませんでした。



カーテンコールの挨拶の中で「一生懸命稽古して~」と仰っている方がいらっしゃいましたが



だったら最初から後半のクオリティ出せるよね?



って思うんですよね。稽古の段階で台詞をきちんと言えるようにするのは当たり前で、そこから更に色々試したりしてベストなものを稽古段階でチョイスして本番で披露するっていうプロセスですよね普通は。それがプロのお仕事ですよね。


もちろん本番をやっていくうちに生まれたアイディアを活かすとか、経験値の上昇に伴って千秋楽に向かってどんどんクオリティを上げていくっていうのは有りだし大歓迎です。だけど今作に関しては未完成のものを千秋楽に向けて完成させていったもの…と個人的感覚で思います。

だから一生懸命稽古して…という言葉は私には全く響かなかったです。それでも私は全通だから結果オーライになったのを観てるからいいとして、特にグズグズだった公演しか来れなかった人達に対しても同じこと言えるのかなって思いました。*3



千秋楽公演だけだったらまぁスタオベしてもいいかな…って迷うけど、トータルで見た時に私は例え推しが目の前に居ようが周りが全員立っていようが、立てなかったです。なんかほんと嫌いだとか憎いとかは全然なくて、これまでスタオベしてきた作品と同列にしたくなかったんですよね。

スタンディングオベーションとは、自らの感動や賞賛の念を素直に表した行為である

スタンディングオベーション - Wikipedia





この作品が続編やるのかわかんないけど、もしやるとしたらその時は今度こそ最初から「好き」と心から言えるような素敵な作品になっていることを切に願っています。だってどうしようもない言うだけ無駄なゴミ舞台とかじゃなくて、きっと素敵な作品になると信じられるくらいには、良い作品良い役者さんって信じているから。




ましゅまろくれたらたべます

*1:そして私が上半期あんまり好みの舞台にエンカウント出来なかったのもあり

*2:現に最終的になんとかなった訳だし。詳細は後述

*3:実際その回に招待した友達はボロクソに言ってて、忙しい中来てくれたのにごめんねって謝る私がいた

▫️今更ながらちょっとだけましまろもぐもぐ+運営に恵まれない話▫️


ご無沙汰しております。生きてます。おたくしてます。元気です。降りてません。



とっても今更ですがまずこれまでに頂いたマシュマロちゃんについて。ファンサ舞台に対するいくつもの心の叫び、何度も「それな」「わかる」「つらい」って言いながら読みました。ありがとうございます。


数も多かったので個々のお返事は割愛させていただきますが、これが原因で降りたという方もチラホラいてまじ切なすぎる…罪深い…って思いました。

あと原作厨なら~とか、俳優厨だから~っていうのもよくわかるしよく見るお話だよなぁと思って読んでました。ただこちらの言い分ではありますが同じチケ代払って入っている以上、少なくとも差別される筋合いはないと思うんですよね。特別に構ってくれとか他のおたくに構うななんて思ってないんです。でもなんで存在消されなきゃいけないんだろう、私何かしたかな…ってすごく悩む。そしてそんなことに悩む自分、その場を楽しめていない自分…っていうのにも自己嫌悪が募って負のスパイラルが形成されて…っていう。差別ダメ絶対。もし公式が俳優厨は干しなさいとか言うところだったら*1その分せめて先行サービス手数料くらいは値引きしてほしい、慰謝料として、まじで。


と、言いつつ。今更振り返れるのもなんとなく自分の中で落とし所というか、まあ、納得というか、そういうのがあるからなんですけどね。結局推しのキラキラ輝く姿は何にも変え難い。その笑顔が好きです。みんな頑張ろうね、私も頑張る。



で、話は変わって。



ここ1年くらいチケ発協力のお願いとか現場でのことを友達に話す時とかに、例外なく全員に制作(運営)について「大変だね…」って同情されます(笑)(笑えない)


もう本当に推しのことは相も変わらず大好きです。めっちゃ好き。推しに不満はほぼ全くありません。これからもたくさん推して参りたい。


ただ推し事というのはそこに絡む現場のあれこれも密接に関わる訳で、政策運営様にお金を捧げ時間を捧げてどうかお願いします推しに会わせて下さいとお願いして、初めて現場に行ける訳です。


勿論お金を出すこと自体に躊躇いはありません。自分が楽しめる範囲で楽しくお金出して、その対価として嬉しいこと楽しいこと、元気になれることを楽しんでいきたい。ただ、本当に最近制作運営のハズレ感が半端なさ過ぎて、ぐぬぬぬ…って下唇噛み締めながらも、お願い致します現場くださいとお金を献上しています。文句も言わないです。脳内では松明振り回してますけどね!




まあ本当に全員に同情されますが、特筆すると先日友達に「おたくナメてる感じが伝わってくる」と言われました。実際になめられてるのかは知らないけど、人間だと思われてない節はあると捉えられてもしょーがなくない?という場面は多々。

――俺達は血液だ 滞り無く流れろ 酸素を回せ ”脳” が正常に働くために。

黒尾鉄朗(ハイキュー)


ということであくまでおたくは血液で酸素(お金)を回して推しが働く養分でしかないのはわかる。理解出来る。ただね、気持ち良く課金させて欲しいなぁっていうね。奴隷(言い方)な事には変わらないけど、奴隷扱いしないで奴隷化させてほしい(?)


具体例は数も凄まじいので明言は避けますが…後手後手になる告知とか、需要と供給がかけ離れてたり*2、当日の客捌きが素人以下だったり*3等等。


なんで推しが好きで、推しを見たくて、応援したくて、楽しみたいのに。こんな苦行を積まねばならぬのか、要らぬ争いをしなければならないのか…って頭を抱える毎日です。まあ結局のところ推しに会っちゃえば「えへへ今日も銀河で1番だよぉぉぉえへへへぇぇ」ってIQ2になっちゃってどーでも良くなるんですけど。でもいつか完全に政策運営のせいで心折れそう。いや既に何度も折れかけてたり折れたりしてますけど。


とりあえず情報解禁と同時にチケ発とかやめような。常にTwitter監視してないと情報最速で追えないのもやめような。おかげで今多分携帯依存症診断受けたら確実に医療的介入要するレベル。その暁には人間扱いしてくれない制作運営に慰謝料請求しよ!笑。


ましゅまろ待ってます。食べます。

*1:言うてそもそもそんなの都市伝説レベルで有り得ないと思いますけど

*2:主に供給が少なすぎて泣きを見るおたくが多数

*3:結果トラブルや一触即発な場面もありました。ただ自分が言うのもアレですが界隈が良識ある人とか賢い人が多いのでガチのトラブルになることは今のところないです。推しの人柄が成すところだなぁと思います。

▫️「推しの為に」っていう言葉の危うさ▫️


あなたは彼に夢を叶えてほしいの?それとも、彼の夢を叶えた恩人になりたいの?同じことでも全然違うことよ、これ。」




推しを応援するにあたって平然と「推しの為に」と言う人がとても苦手です。その思考そのものを咎めたい訳ではないけど、少なくともおたくとしてあんまり仲良くは出来ないかなって思ってしまいます。


冒頭の台詞を読んだだけで作品名が判った人、あなた魔法少女好きですね?笑。魔法少女まどか☆マギカの登場人物、巴マミ美樹さやかという登場人物へ忠告として言った台詞です。

なんとHuluで全部観れちゃう!ていうか私自身この作品リアタイでは観てないんだけど、2011年のアニメなんだね!びっくり!


この忠告を受けた美樹さやかの生き様を、ぜひ「推しの為に」と盲信しているおたく達に知って欲しいです。Huluで無料試聴可能なのでとりあえず観てくれって感じなんだけど、忙しい人の為に下記に美樹さやかWikipediaから一部抜粋。

人物
まどかと共に魔法少女の世界に足を踏み入れる。幼馴染の上条恭介に一途な想いを寄せており、治療不可能な怪我によってバイオリン奏者になる夢を絶たれた恭介を救うため、巴マミの死後、恭介の腕の治癒を願ってキュゥべえと契約、魔法少女となる。だが、生前のマミからは、自分の願いを他者の願いを叶えるために使うことの危うさを指摘されており、やがてその指摘通りの問題に直面することになる。
(中略)
しかし契約により自分が人間ではないものに変質していた事実に衝撃を受け、さらに恭介と親友の志筑仁美との三角関係に直面したことをきっかけに、人間ではなくなってしまった自分は恭介と結ばれることができないと思い詰めるようになる。次第にまどかや杏子の言葉にも耳を貸さなくなり、心身共に消耗しつつ無謀な戦いを続けた結果、急速にソウルジェムは穢れを溜め込み、信念も見失った末に「人魚の魔女」へと変貌してしまう。

より詳しい解説と考察はこちら
【まどマギ】人魚の魔女オクタヴィアの正体やテーマ、考察まとめ
美樹さやかと上条恭介の関係性について特化した考察
美樹さやかと上條恭介の関係について:総てはオレンジの為に

もうとりあえず本編観てくれって話なんですけど、とにかく好きな人を自己犠牲を持って救った彼女の悲しい結末…。このアニメをたまたま観た当時は本当に嗚咽して泣きました。ちょうどこのブログを作った頃くらいだったと思います。

それで先の2つめに貼った考察の美樹さやかと上條恭介の関係について:総てはオレンジの為にを読むと本当に「推しの為に」っていう行動の危うさを表しているように思います。一件恭介の為を想い毎日お見舞いをして献身的なさやか。傍から見てもそれはそれはとても素敵なことなのかもしれません。でも当の恭介が本当にそれを良きこととして受け取っていたかというのは、先の2つの考察でも書いてあるとおりかなり怪しいところがあります。上条恭介はクソ野郎だと評価する人も多いけど、中学生男子が取る行動としては至極真っ当なように私には思えます。



自分が(もしくは世間一般が)相手の為を思って行う言動も、相手からは必ずしもそれが望まれているとは限らず、それは思い込みすれ違うほどに「独りよがり」になる。そしてその真実に気付いた時、自分のしてきた事が意味をなさなくなった時、人は誰かを呪わずにはいられなくなってしまうのかもしれません。

誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない。あたしたち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね。…私ってほんとバカ。

※魔女になる前、最後に美樹さやかが言った言葉。

この流れがすごいおたくっぽいなぁと思う代表的な所で言うと、若手俳優が炎上した時。カノバレなり何なりで若手俳優が炎上した時、それまで(そのおたく本人的には)献身的に彼の活動を応援してきたおたく達は一気にアンチになり愚痴垢になり暴れ狂う姿をよく目にします。それを見ながら「あーソウルジェム濁りきって魔女になっちまったな…」とまどマギ信者末端の私は思うのです。

推しの為を思い推しの為に時間とお金を捧げ続け自己犠牲を払ってきたおたくという魔法少女は少しずつ穢れを溜め込み、そして推しの炎上等で自身の頑張りが意味をなさなくなった*1時に、おたく魔法少女は絶望して魔女になってしまうのです。みんながみんなそうという訳では無いけど。


あとは気に入らない制作や同担を叩きまくるおたくも、かなりソウルジェム濁ってんだろうなぁって思います。鍵垢とかで愚痴るのは別としてね。確かにリアルに推しにとってそれらが害悪なのかもしれないけど、それって本当に推しが「あの人(制作)害悪なんで潰してください」なんて言ったのだろうか?「思ってても言えないんだよ」というのも確かにそうなのかもしれないけど、そう言えちゃう人ってあれなんですか人の心読めちゃう人なんですかね?もちろんこれも憶測の域は出ないけど、もしかしたら推しは「もうどうでもいいからみんな大人しくしてくれ」って思ってて、燃えたり争われることは望んでないのかもしれない…って思わないんでしょうか。




結局なんでちゃんとした確証もないまま「推しの為に」って盲信するおたくが苦手かというと、そういう人はきっといつか何かあった時に魔女化する事がかなり懸念されるからなんです。「あんなに貴方の為に頑張ってきたのに、応援してきたのに、裏切られた」って、愛情が憎しみに変わりそうで。いやそうなるのは仕方ないんだけど、それで周りにブチ切れ回って病み病みの病みになり、厄災を振りまく魔女になっちゃいそうで怖いです。私も言うて根がネガティブなので、そこに気持ちが引っ張られそうになっちゃう。推し活は楽しんでなんぼだと思ってるから、必死に自己犠牲を続けて、それを正義としているのが怖い。

あとこれはあくまで個人の経験上でしかないけど、通うのも貢ぐのも「推しの為ではなく結局私の独りよがりです。単純に私がそうしたくてやってる病気なんです。」って自覚しているおたくの方が魔女化しにくい*2気がします。きっと行動理念が「推しの為に」ではなく「結局は自分の為」という自覚があるからだと思います。何もかもをちゃんと自分の判断自分の責任って動いてるからなのかな。



まどマギに話を戻すと。

魔女化した美樹さやかは結局倒されるんですけど*3、その後最終回でその魂はとある事象によって救われることとなります。その時に彼女は上条恭介の演奏会に魂として現れ、彼の演奏と傍で見守る仁美の姿を見つめながら、こう言うんです。

「…うん。これでいいよ。そうだよ。私はただ、もう一度、アイツの演奏が聴きたかっただけなんだ。あのヴァイオリンを、もっともっと大勢の人に聴いてほしかった。それを思い出せただけで、十分だよ。もう何の後悔もない。まあ、そりゃ…ちょっぴり悔しいけどさ。仁美じゃ仕方ないや。恭介にはもったいないくらいいい子だし…幸せになって…くれるよね」


はーーー美樹さやかまじ良い子!天使!!!



魔女化に至りそうなおたくも、どうかこの美樹さやかのような後悔を残さない推し活を過ごして欲しいなぁって思うし、何故推しのことを好きになったのか、どんなところが好きだったのか、忘れないでいて欲しいなぁって思います。推しの為にっていうのは確かに素敵な気持ちだけど、その気持ちの裏にある危うさとリスク、本当に推しにとって為になることってなんだろうっていうこと。推しの為にやってるのか、それとも結局は見返りを求めていて、自分の為にやっているのかをちゃんと考えて欲しいです。自分のことも大切に。愛情が憎しみに変わり、魔女化しないように。もちろん私もそうでありたいなぁ、忘れないようにしなくては、と思うのでした。




そしてみんなまどかマギカ、観ようぜ。



余談
まぁ言うて冒頭にも書きましたが、私自身この物語に出会って共感してべろべろに泣いた時期があって、その時は本当に見事にソウルジェム濁りきって魔女化手前か、何なら魔女化してたかもっていう状態でした。でも今の推しに出会って、ソウルジェムが浄化されての今になります。もちろん推しながら何度もソウルジェムは濁りかけてきましたが、適度な距離感とリスペクトを大切に出来るところで、都度ソウルジェムを浄化してくれます。たぶん今後仮にソウルジェムの力を使い果たしても、きっと魔女化せず円環の理に導かれていける気がします。それは私が偉いでもすごいでもなく、そうしてくれる推しがすごいんですよね。出会えてよかったなぁって本当に思います。向こうはやべーおたく釣っちまった!って思ってるかもしれませんけどね!!!笑。

*1:と言っても実際推しにとって現場に来てくれる事などファン活動自体は彼等の助けにはなっているはずなんです。ただし決してそれが恋愛等として報われることがなくなった、という意味での「意味をなさなくなった」というのがポイント

*2:そして何故かそういうおたくの方が笑える程に金や時間を使ってるケースが多い

*3:またその流れが泣ける

▫️最近ファンサ系舞台多くないか?っていう愚痴▫️


あけましておめでとうございます。
1月だからまだセーフだと信じてます。



いきなりですが最近の舞台、うちわとかキンブレを要するもの多くないですか?気の所為ですか?去年から今年、自分の現場はもちろんお呼ばれで入った現場もほとんどキンブレとかうちわ持って行くやつだったんですけど…。2.5はもちろん、中小規模でもそんなに珍しくなくなりつつある気がします。NARUTOだって最後歌うしね。忍びとは。

別にそういうジャンルを完全否定している訳では無いです。そういう作品も楽しい要素は多々ありますし。でもなんか毎回毎回キンブレ持ってうちわ持って、時には立ち上がって、ファンサ求めて、ファンサ来たら湧いて、ファンサ貰えなかったら凹んで…っていうのをやるのいい加減疲れと飽きを感じつつあります。



まず立ち上がって参加するっていうやつ。
1公演だけとかならいいんですけど、2桁の公演数全通してると足腰バキバキになってきます。貧血持ちでもあるので、後半辺りフラフラしちゃうし。足が短いから普段から現場は(ライブ案件の有無を問わず)ヒール一択なんですが、よっぽど立ち上がってる間はゆるめのウエッジソールに履き替えたいくらいです。荷物増えるので無理ですけど。

だったら座ってれば?って話なんですが、なかなかそれも気まずくないですか…?実際耐えきれなくて何回か座ったこともあるんですけど、なんか周りの視線が痛い。過去に手拍子しないことですら叩かれる現場通ってきたこともあって、気にしてしまうんですよね。最前とかに至っては演者も推しもどうしたお前ってなるしね*1石ころぼうし被りたい。
石ころぼうし - Wikipedia




次にうちわキンブレ作成について。
この辺は結局作る作業嫌いじゃないので楽しいです。ただ何回も作ってると飽きるし(よっ!飽き性!)、ましてや作品違うのに同じイメージカラーだと色合わせのバリエが被る…さらに飽きる…。作業時間もなかなか仕事とか忙しくて捻出出来ず、夜中にいそいそ作ってるとなんか虚しくなる時もあります。誰かとお泊まりとか電話で喋りながら作ってると楽しいんですけどね!



そしてファンサのあれこれ。

根本的に自分はファンサをもぎ取りに行くのが苦手です。ストレート作品とかのカテコで目線くれるとかニコニコしてくれるとかは嬉しいです。ファンサも言うて貰えたら嬉しい。でもあれやってこれやって!って求めるのが苦手なんですよね。推しがファンサ苦手なのわかるから余計に。私もあんまりしゃしゃりたくないし。

そしてこれはyahoo知恵袋に投稿したいくらいの疑問なんですけど、何故若手俳優って認知は干すんですか!?オキラだからですか!?笑。原作厨(未認知)には普通に爆レスだしうちわのリクエストにもバンバン応えるけど、こちら基本ファンサうちわのリクエストは全無視なのでもう通路席の需要皆無です、笑。これがもうオキラで無視されてるんだなっていうのが明確ならOKわかった!こっちも干して他の子に構ってもらいます!もしくはもう行きませんあばよ!ってある意味楽になれるんですけどね。心がバキバキに折れて、推しから目線外して違うとこ観たり、客席でべそべそ泣いたり(厄介)したことが何度もあるんですが、そしたら推しはたぶんすぐ察知(?)して対処(?)してくれます。対処してくれるのはもちろん嬉しいけど、それはそれで厄介だよね本当にごめんなさいって凹むし、逆にもういっそ永久に泣くかキレるかしてたらいいんですか!?嫌ですよね!?私も嫌です!!ってイライラもする、笑。いっそもうきっぱりオキラなので一切合切放置プレイの方が気楽って思えるほどしんどいです。ほんとなんで差別するんだ。嫌いなら嫌いと言ってくれ()

補足すると一応ファンサはしてくれます!でも原作厨にするような誰が見てもお前にやった!みたいな明確なやつはほぼ無いです。いろいろと仕方の無いことではあるとわかりつつ、やっぱり他の同担にするファンサを見てると、わかってても心折れます。



私的に舞台鑑賞って、推しの活躍を見守ったり作品の雰囲気や面白さを一方的に浴びてたいんですよね。それが日々の癒しで活力。推しと作品と私っていう空間があればいいんです(もちろん周囲へのマナーや配慮はする前提で)。そして見た感じたことへのレスポンスは接触なりお手紙で返していきたい。

だけどファンサ系舞台ってそういう訳にはいかないですよね。自分が立ち上がって声援を送って、キンブレうちわでアピールして、周りの同担にやきもきしなきゃいけない。もう体力的にも精神的にもめちゃめちゃ疲れちゃう。推しが頑張る姿を観たら、私も頑張らなきゃ!って思うけど、推しが頑張る姿を観てそういう気持ちになると同時に、頑張る力が削られていく。現場翌日の仕事とかへろへろすぎてやばい。現場期間すら病みまくる。しかもそういう舞台に限ってチケット高いので仕事もフルで入り続けなきゃいけない。


これもたまーにある現場なら全然いいんです。楽しめると思います。でも本当に本当にこういうタイプの現場が多すぎて、私って俳優を応援してるんだよな?って疑問を抱くレベル。アイドルも好きだけど、アイドル応援したいのなら然るべき現場行くわっていう。アイドル現場から芝居というジャンルに流れてきて尚、何故私はアイドル(を演じる人)を応援してるんだろうか?



推しのことは変わらず大好きで、ずっとその活躍を観ていたいです。ひとつひとつ、これかっこよかったよ!とか、ここが面白かったよ!とか伝えていきたい。推しが歌って踊ってるのも好き。一方的に推しが魅せるものを浴びながら、推しが気まぐれにくれた目線やファンサに湧いて、ありがとう嬉しかったって言いたい。そういうのでいいんだけどなぁ。気持ちに身体と精神がついていけない。まじで石ころぼうし誰か発明してほしい。




この現状にこうやってぶちぶち独り言のように文句は言えど、推しのやる事を非難するつもりも、そのようなファンサ系舞台ジャンルを否定するつもりも全くないので悪しからず。ただ私がついていけないだけのお話。需要と供給の不一致っていう。こういう時は一旦休暇を頂戴してもいいのかなぁとか思ってます。予定は未定ですが。


とりあえずただ座って一方的に浴びるだけの現場、早く来ないかなぁ。そしてそろそろこのブームひと段落しないかなぁ。



ましゅまろさんくれたら嬉しいです。貪ります。

*1:前列で通いすぎて推し以外からも認知されているので余計に

▫️マシマロもぐもぐ~お礼と現場に行くこと~▫️

マシュマロ置いたら早速マシマロ飛んできたので、頂いていきます。

マシマロ置いたら即飛んできました!ありがとうございます!やったー私にもおたくがいた!(?)本当に好き勝手気ままに書いているだけなので告白されまくって恐縮です…。でも文章にするとすっきりしたり、考えが整理されたりして良い気分転換になります。現在は更新されていないそうですが、また気が向いた時にブログ書いていただけたらきっと見ます、エゴサ魔なので!本当にありがとうございます!



マシマロありがとうございます。
私今までブログでも度々書いてるかと思うんですが、1番勝ち組のおたくって自分の無理のない範囲でおたく活動を楽しんで満足することが出来るおたくだと思うんですよね。
DVDで観て好きになってファンレ書くことは全然むしろいい事だと思いますよ!きっと推しも嬉しいと思います。是非どういうところが良くて好きになったのかとか、伝えてみてください。役者さんにとって自分が表現する物事が相手にどう伝わったのかっていうのは、きっと気になるところで知りたいところだと思うので。

そして後半部分に関して。個人的には最後の「羨ましいです」の先の言葉が気になるところ。「羨ましい、私も現場に行きたい」なのか「羨ましいけど自分の心身のバランスを考えると現状維持でいい」なのか。もし後者であるならば、先述の通り自分のベストバランスの中で出来うる応援が出来れば十分なんだと思います。自分のせいでおたくが体調不良に陥ったりすることは推しだって望んでないはずだし、それこそご自宅でDVDやグッズを楽しんで、それをお手紙で伝えるだけでも立派な応援です。

ただし前者であるならば少し厳しいことを言うと、もちろん御自身も充分に理解されていることだとは思いますが嘆くだけでは何も変わらないです。現場に通うおたくはそれなりに大小あれど努力をしています。特に全通するようなおたくはその為に職を変えたり*1、いろんなことを我慢したり犠牲にしたりしています。人気作品の円盤先行とか積みまくって結果チケットがかすりもしないけど頑張ってる人もいます。それを強制する訳ではもちろんないのですが、人気作や人気の人であれば特に会うためにいろんな努力を要するのが現状です。私はやっぱりそういう努力をしている人が報われる世界であって欲しいなぁと思います、個人的に。

詳細がわからないので勝手なことを合うようでしたら恐縮ですが…。もし本気で行きたいと思うならばかかりつけ医にご相談してみたり、まずはライブビューイングやお近くの地方劇団がやっている小劇場、映画館などで慣らしていくのはいかがでしょうか?DVDでも素敵だと思えたなら、現場で観る推しは絶対に格別だと思います。是非すぐにとは言わずとも、現場に行きたい気持ちを大切にして少しずつ動いてみてはどうでしょうか?現場派のおたくなのでいつでも劇場でお待ちしております\( 'ω')/バッ



引き続きましまろお待ちしております!





ついでに…
過去に書き溜めて下書きのまま放置してたエントリーの中で、是非2つめのましまろをくださった方に読んでいただきたいなぁと思うものがあったのでリサイクルで恐縮ですが載せておきます。リンクが1年近く前のものなので飛べなかったらごめんなさい。


☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆


Twitterで気になるモーメントを見かけました。
子どもの頃、好きな本の作者さんにファンレターを書いたら「あと1通ファンレターが来たら続編書くことになってました、それがあなたのお手紙でした」って返事が来た:ふぇー速
本当はTwitterから直接引っ張ってくるべきだと思いますが、当方鍵垢でして引用出来るか怪しかったのでまとめサイトからの引用で失礼します。連携もしてないので。

「あと1通ファンレターが来たら続編を書こう」と決めていた作者。そんなことは知らずに好きの気持ちをファンレターに込めて送ったところ、それが続編を書く決め手となった…というお話。推しに手紙を書くおたくなら多少なりとも気になるお話ではないでしょうか。

まあでもこれはなかなかに運がいいというかレアケースではあると思っていて、上記まとめを検索している時に見かけたこちらのまとめも興味深いものでした。

打ち切り回避にファンレターは効果なし?漫画業界のリアルな話 - NAVER まとめ
こちらは漫画雑誌の編集者がTwitterで読者に「ファンレターの効果」について質問した時の回答がまとめられています。ざっくり言えば「結局は売上とアンケート次第」という回答でした。


たまに俳優界隈では「俳優は紙食べて生きてるんじゃないんだから現場来い金落とせ」という意見もちょくちょく見かけます。私もこの意見には概ね同意です。何度も過去記事で触れていますが、やっぱり無課金勢ばかりではだめで、課金勢がいないと食べていけないのが舞台俳優。この界隈でこれからも頑張ってもらうには(それだけが全てとは言わないが)まずこの界隈で食べていけるよう、それだけの収入が入るように推す必要はあると思います。


でもだからといって「現場来ないなら金ないなら降りろ消えろ」とは絶対思いません。あくまで「もし可能であれば可能な限り現場来てほしい」というだけで、どうしても難しいこともあると思うし、それならば「出来る限りの応援をしてほしい」と思っています。

推しは確かに紙は食べないかもしれないけど、紙に書かれた言葉達は食べて糧にするかもしれないので。



☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆

ここで(たぶんめんどくなって)下書きは終わってました。結構自分もかつてそうだったし(今は知らん。どうなんだろね?)身内にもいるんですが、お手紙で推しから一目置かれるっていうおたくもいるんですよね。なので私は手紙というツールをこれからも大切にしたいし、手紙なんて…と言わず是非まずは書いてみて欲しいなぁって思いました。









あと最後にちょっとタイムリーではなくなっちゃいましたが、推しの結婚とかプライベートにネガティブな発言はやめろ的なツイートのアレのお話を。いっぱいつらつら書いてみましたが、なんか上手くまとまらなかった。なのでほんのちょっとだけ例え話を。




例えばなんですけどね。
自分が手術を要する病になりました、として。

1人の医者は診察室に彼女の写真がしこたま飾ってあったり、見た目も驚くほどの長髪で髭面*2
もう1人の医者は診察室には綺麗な風景写真がたくさん飾られていて、黒髪短髪で髭も剃られている。
どちらの医者にもお写真について聞くと、2人とも「全部僕が撮ったんです、綺麗に撮れたので」と笑顔で言います。


スキルは同等、料金も同等、人気や混み具合も同等、人当たりの良さも同等。そしたら自分は選べるならばどっちの医者に自分の命を預けたいか?っていう話。

恐らく大多数が後者の医者を選ぶと思います。
では
後者を選ぶ人はなんで前者を選ばなかったか?


命(金)をかける価値がある人か?
ちゃんと健康(幸せ)にしてくれる人なのか?
真面目に仕事に取り組む人なのか?


おたくは神様ではありません。
でも取捨選択する権利は持ってます。
クレームを言う権利もあります。
対人間だけど役者はその人物を商品としているのだから、その商品の仕様変更に対して取捨選択したりクレームを言うのは致し方ないと思います。



私自身りあこではないので正直どーでもいいんですが、なんか書いてある内容のおたく軽視が癇に障ったので触れてみました。

*1:私もボーナスも出て出世街道だったのを捨ててフリーランスになりました

*2:実際にいるんだなこれが

読者数が400…だと…?

気付いたら読者数が400突破してましたーーーわーーー。

こんなたまーに気まま更新なブログですが、お付き合いいただきありがとうございます。スターもRTもいいねもありがとうございます。エゴサ魔なので結構見てます。


ということであんまりやるつもりはなかったのですが(質問来なかったら悲しいので)、マシュマロというものを置いてみることにしました。



よくわかんなかったらやめるし、あんまり傷つく質問来たらすぐやめます。すぐ泣くメンタル豆腐なので。ですがまずは何かありましたらお気軽にマシマロ投げてください。全力でだいたい食べ尽くします。




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先日推しの現場が無事千秋楽を迎えましたー
パチパチパチー


いつも有言実行していってくれる推しは本当に誇りです。どんなところにいても見つけてくれる推しが本当に優しいです。しんどいこともたくさんあったし、これからもあるんだろうけど。改めてこの人応援してて良かったなぁって思うし、信じてついてきてよかったなぁって思います。

これからもいっぱい、いろんな景色を見せてくれたら幸せです。



短いですが、以上です!

▫️原作厨と俳優厨▫️


お久しぶりです。勢いで書きました。わりと長いです。多分これからもぬるぬる書きます。誤字脱字はご容赦ください。

私は元ジャニヲタ、一瞬某作品アニメのキャラ厨でした。今は俳優を応援しており、ジャニもそのキャラもほぼ卒業しております。元々好きだったアニメが舞台化して、とりあえず観てみるか〜と軽い気持ちで観劇したら好きなキャラとは違うキャラを演じていた俳優にハマってしまったというそこそこ典型的な俳優界隈の入り方をしています。俳優を応援してる方が一番嫌いなタイプ…なのか?(後述しますが俳優厨もほとんどこの界隈に来たきっかけは原作で興味を持ったからが多いけどな???)


そうなんですよ、そこなんですよ。なんで原作厨って俳優厨敵視しがちなのって何でだろうって思うんですよね。私は。その俳優を今まで支えて応援してきたのは俳優厨なのに。(俳優厨が現場に行って課金やグッズを買い占めたりした事により俳優続けてきてるのに。)俳優にお金を出したのは俳優厨であってお前らじゃないのに。
舞台化の情報解禁がされれば「こんなの〇〇くんじゃない!」「実写化無理死ね」と喚き散らしてたのが、ビジュ写解禁されたり本番が始まったら「〇〇くんが三次元に居た(泣)」と手のひら返しをキメて、いきなり俳優にタメ口でリプライをしたり気持ち悪いあだ名つけたり呼び捨てにしたりする。その作品より前からその俳優を推しているおたくをやたらと敵視してくる。そのくせ1年後にはその大半が消え失せる。イナゴか???
何様なんだろう。その舞台が始まってから、原作からわいて出てきたおたくは俳優や舞台作品自体にお金をかけてくれるんだろうか?かけてる人が、1年後に残ってる人が、全体の何割なんだろうかっていつも思います。こっちはいつだってグッズやらなんやらにお金を惜しみなく出すのに。

キャラ=俳優としてみられるの本当に無理ですね。俳優の性格もキャラもよく知らないで好きっだとかナマモノ扱いを公言したり俳優沼ガーと騒いだり、さも原作有りきで俳優語り出すのって本当に厚かましいなと思います。


いつか平和条約結ばれる日は残念ながら来ません。せめてお互いに相容れないならスルースキルを身につけましょうね(特大ブーメラン)
本当に何様なんだろう。







はい、大人気ないですね。失礼しました。






なんだろう、この人俳優厨に親でも殺されたのかな?もしそうだとしたらもうそれは仕方ないので俳優厨をどうぞ恨んでください。

私はわりとこう見えて(?)大人しい俳優厨で、原作厨も俳優厨もみんなハッピーならオッケーみたいなスタンス。別に原作厨だから死んでくださいとか思わない、基本的には。ただ冒頭のブログを書かれた方みたいな原作厨は苦手です。冒頭文だけではわかりにくいかと思うので、もう少し掘り下げて書いていきますね。





最初はだいたいみんな原作モノから

全員が全員ではありませんが、知り合ったおたくのほぼ全員がこの界隈に来たとっかかりは好きな原作の舞台化からです。俳優→俳優からの推し変に関しては原作絡みではないことも多いですが、はじめてのわかてはいゆうに関してはそのほとんどが原作を好きだったり、その原作に出るキャラを演じてた声優さんが好きで観劇したら…という方が多いです。そこから原作厨を卒業する人もいれば、そのままあくまで原作ファンを軸足に動く人も様々。なのでみんながみんな生来の俳優厨ではないことがほとんどです。なので別にそれだけが嫌われる案件ではないと思います。



俳優厨みんながみんな原作厨嫌いではない

確かに俳優厨の中には「原作厨が沸くから無理」って言う人もいます。でも大半は結構どうでもいいって人が多いんじゃないでしょうか?十把一絡げにされても困ります。何がそんなに恨めしいのか。やっぱり親を殺されたのか。お悔やみ申し上げます。



舞台化出来たのは誰のおかげ?

まず「舞台化出来たのは原作厨のおかげだろ」って言うタイプは無理、笑。先のパロディ作文で「それまで俳優を支えてきたのは~」のくだりを読んで「いやお前じゃなくて俳優自身の頑張りのおかげだろ」っていう反論はあると思うし正直私も書いててそう思う。でもそれって原作厨様の言い分に当てはめれば「その原作が舞台化したのも決してファンの努力だけじゃなくて制作側の努力なのでは?」っていう話ですね。今は舞台化有りきでスタートするゲームやアニメも多いですし。演じてくれる俳優がいるのは俳優厨が支えてきたおかげで俳優の努力のおかげ、原作が舞台化に至るのもファンが支えてきたおかげで制作側の努力のおかげなのです。だから「私達が原作を支えてきた!」ってまあここまでは別にソウデスネーって思いますが、だからといって2.5次元舞台(?)という俳優厨も絡んでくるフィールドで原作厨が優遇されるべきかと言われたらそれは「思い上がるなよ」と言いたい。



原作厨の得意技・手のひら返し

とある原作の舞台化が決まり情報解禁されました。この時の原作厨の反応は悲喜交々です。喜んでくれるのは私は結構素直に嬉しいんですが、必ずと言っていいほど反対意見も少なくありません。中には過激派でキャストのSNSに凸ったりエゴサ避けもせず根拠のない批判を叩きつける人もいます。そこまでしなくても「〇〇くんをやるのに相応しくない」的な批判はよく目にします。

でも実際に本番を観たりビジュアル解禁された途端にそうやってブチクサ文句を言ってた原作厨達が「〇〇くんは実際にいた…!」「〇〇くんが目の前にいた」等など気持ちいいくらい綺麗に手のひら返ししてるのまじ笑う。1回興味本位で何人か実写化叩いてた原作厨を観察してたんですが(よっ、根暗!)、みんな綺麗に舞台マンセーになってたの見て本当に感情が無くなりました、笑。

まあ別に好きになってくれるのは喜ばしいことです。ただ最初のように何もわからない状況にも関わらずみだりに叩かれる俳優可哀想すぎでは??どうせそうやって手のひら返しするなら実際を観るまで黙っててくれませんか??




原作厨のイナゴっぷりが無理

まあこれは仕方ないことなんですが。原作が舞台化されて、その俳優にもファンが付きます。中にはリアコ同担拒否!みたいなのとか、平気でマウント取ってくるのとか、永遠にいちばん大好きみたいなことを言う人もいます。でもその次に仮にストレート作品に出たり、その俳優がその原作から離れた時に現場に来るおたくの少なさよ。10いたおたくが4になり2になり…。まああくまで本命が原作ならば、俳優を追わないのは仕方ないし理解出来る。俳優厨も別にその原作から離れたら特段原作を追い続けたりもしないしね。でも先のリアコ同担拒否とかワイワイしてるオタク達もだいたい1年後にはきれいさっぱりいなくなるからな!?永遠が365日って短くね!?散々周囲にマウントにならないマウント取っといて荒らしておいてそりゃないぜ!!!!なので私的にはこの現象をイナゴ大発生みたいな季節物だと思っています。荒らされた畑をまた俳優厨は1から耕していくのです。まあ向こうももしかしたら荒廃した原作畑を1から耕してるかもしれないからお互い様っすね。

余談ですが、2.5舞台初演でマウント取ったりしてたおたくが舞台終わったら消えて、続編続投が決まった途端に古参ぶって戻ってきてるの見てかなり感情が無くなりました。別に戻ってくるのは構わないが空白期間をなかったことにすんな。あと原作厨の「ワシが育てた~」みたいなのも無理。育てたのはお前とお前の好きな作品だけじゃねぇ。



コンテンツや俳優に金を落とす必要はない

先のようなイナゴ現象はもしかしたら原作厨も感じているのかもしれません。原作に一時的に俳優厨が入り乱れ、そしてその作品が終われば去っていく。正直それはお互い様で仕方ないことなのでしょう。あくまでお互いの軸足が原作か俳優か、というところなので。

で、俳優厨がコンテンツに金落とす義理はない。そして原作厨も俳優に金を落とす義理もないと思います。お互い相手側に対しては自陣に金落としてくれ!とは思うだろうけど。落としてくれたら嬉しいけど。あくまで舞台化に至り成功しているのは原作厨と俳優厨両方の力で成立しているのだから、双方金を落とすべきは自分の推し(原作or俳優)と、共通しているのは舞台の物販とチケットです。それ以外のものはもうあとは個人の好みやスタンスの問題。ちなみに俳優厨だって大半が原作予習してくるから決してコンテンツに全くの無銭って訳じゃないぞ。逆に出演が決まったからってその出演作の前に出てる舞台を見に来て予習してくれる原作厨って何人いるの?



キャラ=俳優の同一視が無理オブ無理

例えばキャラクターのAくんとBくんが仲良し設定だとしても、実際それを演じてる役者同士が仲良しとは限りません。キャラとかけ離れた性格を演じる俳優もいます。でも原作厨の中にはその役者同士が仲良しじゃないと…とか、俳優とキャラの性格がかけ離れてたら無理って人もいるでしょ?いるよね?無理って思うくらいならまだしも叩くやつもいるよね。はい無理。あなたの理想郷はここにはないので二次元にお帰りください。板の上の彼らだけをお楽しみください。
あと俳優にもキャラと接するテンションで来る厨も無理です。いきなり呼び捨てとかいきなり変なあだ名付けてくるとかいきなりタメ口とか。気づいて!その人、〇〇くんじゃないから!親しくもなんともない人!日本人礼儀重んじて!?!?タメ口リプとかはまあ本人達の間柄によって別に絶対ダメとかじゃないけど、いきなり現れた原作厨がいきなりそのテンションでやってきたら普通に人として引く。わりと私はモンペっ気強めなのでかの跡部様じゃないけど、そういうの見かけると「くんとかさんとか付けろデコスケ野郎」って言葉がいつも喉元に登ってくる。大人だから口にはしないけど(今口にした)。


スルースキルを身につけろ

これはめっちゃブーメランなんだけど、まあ原作厨と俳優厨って分かり合えないんですよ。いくら私がこうやって反論してもあくまで俳優厨の言い分であり水掛け論でしかない。お互い様なんですよ。私も先のパロディ作文書いててめっちゃ違和感あった。こんな一方的な言い分では納得しない人も多いだろうしブーメラン案件だなぁって。

俳優厨になってから数年経ちますが、この手の議題の学級会は何度も定期的に開かれて物別れに終わっているのです。だから平和協定は無理、諦めてください。ただ平和にいける道があるとするならば、それはお互いを尊重する、そしてスルーするということかなって思います。

ひとつの舞台化された作品においてはチケットを持っている以上、舞台制作側としては原作厨も俳優厨も基本的には平等。誰のおかげで舞台化出来たってたぶんみんなのおかげなんですよ。どっちが偉いとか優遇されるとかではないはず。あと何処の界隈にも頭おかしいやつはいます。その頭おかしい部分だけピックアップして原作厨ガー俳優厨ガーって言ってるからこの水掛け論は終わらない。先に私が言ったようなむかつく案件も、原作厨の全員が全員そうではないよってわかってます。俳優厨だってそうです。先の方が仰っていたような礼儀知らずもいますが、ちゃんと原作を予習して原作をリスペクトする人もいるのです。どこにでもいる変な人は是非スルーしていきましょう。そんなやつもいるよな、と。そして自身が抱く不満は立場が違うだけで似たようなことを相手も思っていることを知ってて欲しい。だからお互い様で分かり合えないので、スルーしましょうねっていうこと。

あとたまに「〇〇くんを観れるのはこの作品だけ。俳優厨は他にも観れる機会はあるんだから自重しろ」みたいな意見もあるけどこっちだってそのキャラを演じる推しを観れるのはこの作品だけなんだよ!繰り返しますがチケットを手にしたものが勝者であり絶対なので、自重する?はて?チケットが欲しかったら努力しようぜ!






なんか久々に掃き溜めっぽいこと書いた!笑。かなり大人気ないのでそのうち消すかも!

私は先に書いた通り、原作厨全員嫌いとかではないです(ここまで書いておいて)。幾多の2.5を見届けて関わってきましたが、幸運なことなのかたくさんの素敵な原作ファンの方と知り合ったりお世話になったりしてきたので。素直に原作を支えてきてありがとうございますって思うし、相手方からも素敵な役者さんを応援してきたんですねって言って貰える。すごいピースフルに生きてきました*1。ただ先のブログの方のようにやたら敵視されたら気持ちのいいものでは無いし、舞台化された作品が原作厨のものだ!と言われたら反論したくもなります。何度も言うけどチケットを取って座席に座っている限り、全ての客は平等なんです。



今回のエントリは論破したいとか理解しろという訳ではありません。偏った意見なので批判はあって当然だと思います。ただ理解しろとは言わないので、そうやって言うけど結局お互い様なんやでってことを述べたい。この記事を見てイラッとするなら、同様に先のブログを読んでイラッとしている人がいることだけは知っててほしいです。





きっと宗教戦争ってこういう諍いから生まれるんだろうな…(遠い目)

*1:そう思えるのもわりと原作厨も俳優厨も大切にしてくれる推しのおかげっていうのはある。