以前のエントリーでチラッと書いた「おたくとしての寿命」のお話。
ここでのおたくというのは俳優おたく、そして現場に通いまくるガッツの事を指すこととします。
現場に足繁く通うというのは時間とお金を多く消費します。それは単純に現場に行く・現場で使うものだけではありません。現場に行く為の服、髪や肌のメンテナンス、現場で使うお金を稼ぐための仕事やバイト…おたくは常に毎日フル稼働です。
ただ人生で考えるとおたく活動にそこまで時間とお金を割ける期間ってそんなに長くないんじゃないかなーって思います。例えば結婚したり子供が生まれたりすれば当然そっちにお金や時間のウエイトは移らざるを得ないです。もちろんそのような環境下でもおたく自体は出来るけど、独身の若いガッツよりは当然どう頑張っても通えないし、周囲の目も厳しいと思います。
あと結婚出産とかしなくても、来る年には抗えない訳で。現場のない期間あほみたいに働きまくる体力や、マチソワ連日する体力もどんどん奪われていきます。今まではマチソワしながら夜働けてたのが体力失われれば仕事を休んでマチソワする。でも稼ぎが減ればそれだけ現場に割ける金額も減る…の悪循環です。
なのでまず物理的におたくとして最前線で動けるのって、若くて体力があるからこそ出来ることなんですよね。幸いまだ私自身は周囲も驚く体力馬鹿なので大丈夫ですが、まぁ今みたいに動ける期間はそう長くないなぁという予感はしています。いくら気持ちは前向きでも、来る年には勝てません。
あと体力金銭面以外にも悩ましいこと。それは自分のビジュアルの変化です。いや今だって底辺突き抜けるくらいくそビジュアルなんだけどね!まあでもくそビジュアルなりに最低限のケアはしているし(人並み以下だけどな)、服も自分に似合うだろう範囲であれこれ悩んで決めて、現場に行きます。
でもこれも来る年には勝てないわけで、年々鏡を見る度に悲しくなります。更なる努力を重ねれば良いのかもしれないし、実際昔に比べたらそこに割く労力も増えてきたけど、それでも何とか劣化を食い止めるくらいが精一杯。昔のチェキと今のチェキを比べると…()
想像してみてください。ビジュアル5億点の若手俳優がいます。そこにくっついて回るおばさん。何その地獄絵図。同じ花でも周りに蝶が舞ってるのとハエがうろうろしてるんじゃ、花への印象も違うでしょう。ひどい話かもしれませんが、私もバリバリ若いおたくしてた頃は、明らかに結構年上っぽいおたくがガッツしているのを見て「痛いなー」って思ってたこともあります*1。たぶん今、もしくはこれから私はそんな「痛い」おたくになっていくんだと思います。
なんかそう思うと推しを推してることが兎にも角にも申し訳なくて、好きだ応援したいという気持ちと、いつ一線から手を引くかという気持ちの中で揺れ動いています。もちろん好きだ応援したいという気持ちは今のところ変化がある訳では無いので、一線を引いたとしてもそこは変わらないです。ただ最前線で追いかけることが推しの不利益に繋がることは嫌なので、いつか…そう遠くないうちに今よりペース落として前線からは引かなければなぁ、とは思っています。一応前線を退くタイミングはふわっと決めています。私のおたく寿命が尽きるのが先か、そのタイミングが訪れるのが先か。出来ればおたく寿命が尽きる前に、そのタイミングが来てほしいです。私が一介のジャガイモに戻っても、推しがそんなこと気にも止めなくなるその時まで。
とか何とかだいぶ前に書いたんですけど、ちょっとまだまだ前線おたく辞めれそうにないです、笑。これは健康に気をつけつつビジュアル向上頑張るしか…がんばろ…。
なので若いおたく達に言いたいのは、そうやって推しを好き好き言っても許される(?)期間はそう長くないから、まじで時間とお金が自由に使えるうちに遊べ!推せ!と言いたいです。
あともうひとつの側面からのおたく寿命の話もあります。追いかける熱量と、それに比例する寿命の短さについて。
ですがこれはまたいつか別の機会に書きますね。 そちらの方はもう少し考察したいので。
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気付けば読者数300超えてました。ありがとうございます。相変わらず書きたいことはあるのに、無節操に手を出して結果全く進まないエントリーだらけですがひとまず元気です。推しも元気です。
*1:昔はほら今よりキチってたから